仙台市で5月30日から開催された人気ゲームアプリ、ポケモンGOの世界的なイベントが6月2日に幕を閉じました。

 メイン会場となった泉区の七北田公園には、国内外から多くの人が訪れました。

 「ブラジルから来ました。ミュウ大好きピカチュウも好き」「オーストラリアのメルボルンから。全部が楽しみで色違いの特別なポケモン100匹以上欲しい」

 ポケモンGOは、スマホのGPS機能を使って実際の風景の中でポケモンを集めたり戦わせたりできるゲームアプリです。

 国や地域で獲得できるポケモンが異なることから、会場では持っているポケモンを交換してファン同士が交流する姿も見られました。

 「沖縄県では出るんですけど、なかなか行けなかったので、交換して登録できてうれしい」

 2日目以降は雨にもたたられましたが、様々な場所で多くの人たちがゲームを楽しみました。

 前回開催された大阪府吹田市と同じ規模の約6万人が訪れたとみられています。

 中心商店街の飲食店などには、長蛇の列ができました。

 専門家は、経済効果は宿泊費や飲食費などを合わせ40億円から50億円とも見込んでいます。

 お茶の井ケ田店舗開発部久保田豪課長代理「いつもの3倍くらいのお客様がいらっしゃった外国の方も多くいらっしゃったので、本当にうれしい限りだった」

 一方で、駅の周辺などで混雑が見られたり、一部で歩きスマホなど危険な行為も見られました。

 それでも全体としては大成功だったと、市の担当者は胸を張ります。

 仙台市観光課日下和彦課長「仙台が初めて日本が初めてという方もいらっしゃった。楽しそうに仙台でプレーされていた。仙台観光するという声も聞けてうれしく思う」

 「今後こうした世界的なイベントの誘致などについても力を入れて取り組みながら、世界から選ばれる観光都市の実現に向けて取り組みを進めていきたい」