宮城県気仙沼港の生鮮カツオは初水揚げからまもなく1カ月、28年連続の日本一へ向けて順調に水揚げが続いています。

 気仙沼港には19日朝、宮崎県や高知県の一本釣り漁船が入港し三陸沖で取れたカツオ約90トンが水揚げされました。

 2キロ前後の小型から中型のサイズがメインで、1キロ当たり平均354円と例年並みの価格で取り引きされました。

 竜喜丸日高陽祐漁労長「小ぶりのカツオが見えて来たんですけど、まだ薄い感じですね群れの大きさが。これから良くなることを願ってます」

 気仙沼漁協によりますと水揚げ量は18日時点で2200トンで、漁の本格化が遅れた前年を上回り順調に推移しているということです。

 気仙沼漁協臼井靖参事「このままカツオは7月8月と盛漁期になりますので、順調に取れてほしいなと思いますね」

 地元の鮮魚店にはカツオの刺身がずらりと並び、多くの買い物客が訪れています。

 「目には青葉、山ホトトギス、初ガツオと言うじゃないですか。せっかく気仙沼に来たのでカツオを買う」

 お魚いちば小野寺浩之事業部長「やっぱりカツオの街ですので、カツオが無いと活気もありませんので水揚げが増えることを願っています」