林野火災を想定した消防と宮城県の防災航空隊の合同訓練が、石巻市で行われました。

 石巻地区消防本部と宮城県防災航空隊は毎年合同で、訓練を行っています。

 石巻地区では2023年から2024年にかけて林野火災は発生していませんが、全国各地で多く起きていることから今回の訓練は山中で火災が発生したという想定で行われ、約30人が参加しました。

 林野火災は地上から発見することが難しく、訓練では消防と防災ヘリが通信で連携して対処する方法を確認していました。

 防災ヘリの消火バケットに消防がポンプ車を使って給水し、上空から散水するまでの手順を確認しました。

 石巻地区消防本部阿部渉指揮隊長「これまで以上に連携を深めまして、災害が発生した場合には迅速に対応できるような体制を作っていきたい」

 消防によりますと、林野火災はたき火や野焼きなどが原因であることが多いということで、山を利用する人に対し注意を呼び掛けています。