宮城県加美町でゴルフ場跡地に太陽光発電所を建設する計画が浮上している問題で、石山敬貴町長は、刑事民事の両面で法的措置を進める考えを改めて示しました。

 加美町のやくらいサイズゴルフ倶楽部の運営会社が2021年4月当時、町が所有していたゴルフ場の土地と建物を9500万円で買い取った直後、約4倍の4億円で太陽光発電会社に転売しました。

 ゴルフ場経営を続けるとした当初の説明を翻し2023年11月、町に対し今シーズン限りでの営業終了と太陽光発電所の設置計画を伝えました。

 計画について全会一致で反対を決議した加美町議会は8日、石山町長に対し対応を求める要請書を提出しました。

 町は既に警察に刑事告訴の相談をしていて、土地の返還を求める民事訴訟についても弁護士と相談の上、具体的な協議を進めたいとしています。

 石山敬貴加美町長「最終的には土地の返却を目指していきたいと考えております。ゴルフ場運営会社と太陽光発電会社との間において、何らかの共謀があったのではないかといったことも私共としては疑っております」