ルーマニアの駐ロシア公使が北方領土を訪れたとロシアメディアが報じたことを受け、林官房長官は、事実関係を確認したうえで「適切に対応する」と述べました。

林官房長官 「ロシア側との関係も含め、政府として北方四島に関する我が国の立場を踏まえて適切に対応をいたします」

 12日、ルーマニアのリリアナ・ブルダ公使が非公式に国後島と色丹島を観光で訪れ、温泉に入ったなどとロシアメディアが報じました。

 ブルダ公使はロシアの法律に従い北方領土に訪問したとのことです。

 ロシアによる北方領土の不法占拠が続くなか第3国の公人の訪問が報じられるのは異例で、林長官はルーマニア側に事実関係を確認していると話しています。