猛暑の中でもズラリと続く行列。その先にいたのは1人のイタリア人でした。一体、何を求めて行列に。人気の理由を探りました。

■猛暑の行列 その先に“本場の味”

 東京・湯島の大通りから1本入った裏路地に行列はできていました。その先にいたのは…。

ジェラートマンマミア アンドレアさん(51) 「私は日本に来ました。妻が日本人で」

 実はここ、イタリア・ヴェネツィアから上陸した職人・アンドレアさんが“本物の素材”にこだわって作る絶品ジェラートが食べられる店なのです。

 ジェラートは1種類でも3種類でも同じ600円。味と、この価格のために抑えるのは人件費で…。

ジェラートマンマミア アンドレアさん 「実は1人でこれ全部手作り。だから時間がかかる。例えばきのう(18日)、店やっていなかった。でも私は中でやっています。(ジェラートの)準備」

 準備に膨大な時間がかかるのに一日で売り切れることも。そのため、営業は…。

常連の人 「営業時間が決まっていない。何回も店の前まで来て、やっていないのが何回もあった」

 神出鬼没なのに行列ができる激レア店に。

ジェラートマニア 「18日に(来たのに)閉まっていたのでショックで、マスターに話したらごめんねと。そんなやり取りができるのも魅力。日本で一番だと思う」

 一方、日本が本場、“和風”のジェラートも負けない人気です。

地元住民 「1週間に2回くらい来て、家のストックがなくなると買う」

 地元の人の心をつかんで離さないのが“和”の素材にとことんこだわったジェラートです。住宅街のど真ん中ですが、客足は途絶えません。

地元住民 「おいしいです。すごく濃厚で、これトウモロコシなんですが、あまり見ない」

 旬の「トウモロコシ」を優しい味わいのジェラートに。

おかじ 山本絢さん 「おいしいジェラートを食べて元気になって帰ってもらえる場所」