東京・中野区の老人ホームで入居者の80代の男性を暴行し、けがをさせたとして逮捕された元職員の男性について、東京地検は不起訴処分としました。

 中野区にある老人ホームの職員だった40歳の男性は今年3月、80代の男性入居者の左手をひねり上げるなどの暴行を加え、全治3週間のけがをさせた疑いで警視庁に逮捕されました。

 警視庁によりますと、当時、男性はこの入居者の担当をしていたということです。

 警視庁の取り調べに対し「けがをさせた覚えはありません」と容疑を否認していました。

 東京地検はこの男性について、29日付で不起訴処分としました。

 不起訴の理由は明らかにしていません。