氷川きよしさんが8月17日、東京ガーデンシアターでコンサートツアー『KIYOSHI HIKAWA+KIINA. 25th Anniversary Concert Tour ~KIIZNA~』東京公演を開催した。氷川さんは、2022年末の『NHK紅白歌合戦』を最後に歌手活動を休止、充電期間を経ての1年8カ月ぶりのコンサートとなった。

コンサートでは、6500人の観客の割れんばかりの拍手と歓声の中で氷川は登場。照明に照らされ、晴れやかな笑顔で客席に手を振り深々と一礼。ストリングス隊を加えたバンドの演奏をバックに「WALK」からスタートした。間奏で再び一礼すると開口一番「きょうは皆さんありがとうございます!思い切り楽しんで下さい」と観客に呼び掛けた。会場は、大歓声とともに色とりどりのペンライトで激しく揺れた。

今回の復帰公演には、プライベートでも親交のある木根尚登(TM NETWORK)がスペシャルゲストとして駆け付けた。デビュー2年目から励ましてもらっていたという木根を迎え、木根のアコースティックギター演奏でTM NETWORKの「SEVEN DAYS WAR」を二人で熱唱。

さらに、白の燕尾服で「きよしのズンドコ節」、紋付袴姿で「白雲の城」、大胆な黒のシースルーのコスチュームで「限界突破×サバイバー」など、32曲を5パターンの衣装で歌い上げた。最後には万雷の拍手を浴びながら「忘れません、この日を。うれしいです」と喜びをかみ締めた。