フィリピンで中国の犯罪組織との関与が疑われている前市長の女が逃亡先のインドネシアで逮捕されました。女にはフィリピン人になりすました中国人スパイとの疑惑もあります。

 フィリピン当局は先月、不法に出国していた北部・バンバン市の前市長アリス・グオ容疑者が今月4日、逃亡先のインドネシアで逮捕されたと発表しました。

 グオ容疑者は人身売買などの疑いで摘発されたバンバン市にある中国人向けオンラインカジノ施設の土地を所有していたため犯罪組織との関与が疑われ、その後、市長を解任されていました。

 さらに、グオ容疑者はフィリピンへ入国していた別の名前の中国人と指紋が一致していて、スパイとの疑惑も掛けられています。

 グオ容疑者は近くフィリピンに身柄を移される見通しです。

画像:フィリピン入国管理局