福島第一原発で中断している燃料デブリの取り出しについて東京電力が来週にも再開すると発表したことを受け、林官房長官は「高い緊張感を持って対応するよう」求めました。

林官房長官 「東京電力には今後、燃料デブリの取り出しという廃炉の根幹となる最も困難な作業段階に入っていくことになるなかで、地元国内外に不安を抱かせることのないように高い緊張感を持って対応することを求めたい」

 また、林長官は政府から東京電力に対して「工程管理や確認をしっかり行うことを改めて求めた」と強調しました。

 燃料デブリの試験的な取り出しは2号機で先月、着手する予定でしたが、直前に手順の誤りが判明したことから延期になり、東京電力が取り出しに向けた工程の再精査を行っていました。