イスラム組織「ハマス」がガザ地区で拘束していたアメリカ人の人質を殺害したことを受け、人質家族が解放に向けた交渉をハマスと直接するようホワイトハウスに求めたことが分かりました。

 アメリカのNBCニュースは5日、複数の情報筋の話として、いまだに拘束されているアメリカ人の人質家族がイスラエルが関与しない形でハマスと直接交渉をするようホワイトハウスに求めたと報じました。

 人質となっていたアメリカ人の男性(23)がガザ地区のトンネルで殺害されたことやネタニヤフ首相が強硬姿勢を崩さず停戦交渉の合意に応じないとの見方が強まっているためだとしています。

 この案は6月に一度、バイデン政権が検討していると報じられましたが、一部の政権幹部が反対し、進展しなかったということです。

 複数のメディアは、アメリカが近くイスラエルとハマスの双方に新たな停戦案を提示するとも伝えています。