仙台港で、石油コンビナートでの火災や油漏れを想定した大規模な訓練が行われました。
訓練は、仙台市で最大震度6弱を観測する地震が発生し、石油コンビナート内の施設が甚大な被害を受けたという想定で行われ、15の関係機関から約200人、消防車両約40台が参加しました。
高圧ガスタンクでは、タンクから漏れた可燃性ガスの引火を防ぐためブロアー車と呼ばれる車両で、霧状にした水を大量に送りました。
灯油のタンクから出火したという想定で、一斉放水による消火訓練も行われました。
宮城県消防課田畑幸浩課長「実際にどういった行動力があるのか対応力があるのか皆さんと一緒に共有できることが、訓練での成果だと思っております」
宮城胃県によりますと2024年は、石油コンビナートで経年劣化などによる危険物やガスの漏洩が3件発生していますが、人的被害は無いということです。