27日に投票が行われた衆議院選挙は、宮城県の5つの小選挙区で立憲民主党が4議席と躍進し自民党が1議席と惨敗しました。

 宮城1区では、立憲民主党の岡本章子さんが悲願だった小選挙区での当選を果たしました。

 岡本章子氏「本当にみんなに支えられ、みんなと一緒につくった勝利だと思います。本当にみんなと一丸になって取り組めた選挙、心から感謝申し上げ、そしてまた一緒に歩んでください。よろしくお願いします」

 土井亨氏「全て私の力不足、努力不足その結果がこの結果になりまして、心からおわびを申し上げたいと存じます」

 岡本章子氏「おはようございます。ありがとうございます。またしっかり頑張ります」 当選から一夜空け、岡本氏は長町駅前でお礼のあいさつを行いました。

 岡本章子氏「やっぱり地元の有権者に選んでいただいたというのは、本当にうれしいですし、その分重みを実感しています。しっかり応えていけるよう頑張らなきゃと改めて感じているところです」

 前職3人の戦いとなった宮城2区では、立憲民主党の鎌田さゆりさんが4回目の当選を果たしました。

 鎌田さゆり氏「今の日本の政治、自民党政権の下でですね、非常に汚れてしまっている。特に政治とお金の問題。選挙中皆様に訴えてきたことを国会で具現化をする、自分の仕事にするということです」

 秋葉賢也氏「有権者の厳しいご判断だと思いますので謙虚に真摯に受け止めたいと思いますし、本当に私の力不足ということに尽きるんだろうと思います」

 鎌田さゆり氏「これからですので頑張ります。おはようございます。ありがとうございます」

 鎌田氏は28日朝も地下鉄泉中央駅に立ち、通勤客らに手を振りました。

 鎌田さゆり氏「最低賃金をとにかく上げてほしい、給料の手取りを上げてほしい、切り詰めたって限界がある。そういうお声をたくさんちょうだいしましたので、そのために働かせていただきます」

 宮城県で唯一、与野党一騎打ちとなった宮城3区の戦いを制したのは、立憲民主党の柳沢剛氏です。

 柳沢剛氏「ある意味きょうがスタートだと思います。4市9町色々な方にお話伺いました。その声を今度は政治の世界に直接ぶつけさせていただければと思っています」

 西村明宏氏「政策やビジョンを一生懸命訴えてまいりましたけども、その思いが有権者の皆様の胸にまでお届けできなかったこと。この地域のために、日本の平和のためにこれからも歩みを進めていきたいと思っておりますので」

 28日朝、名取市の選挙事務所で自身の当選を伝える新聞記事を読み思いを新たにしていました。

 柳沢剛氏「すごい重みを感じます。しっかりやんなきゃなという。皆さんから聞いた一言一言、できる限り全力でやっていきたい」

 宮城4区では、立憲民主党の安住淳氏が、環境大臣などを務めた自民党の伊藤信太郎氏などを破り10回目の当選を果たしました。 宮城5区は、宮城県の小選挙区で唯一自民党の小野寺五典氏が9回目の当選を果たしました。

 比例代表の東北ブロックで自民党の新人、森下千里氏が初めての当選を果たしました。 28日朝、石巻市で支持者に感謝の気持ちを伝えました。自民党が惨敗したことで笑顔はありません。

 森下千里氏「この厳しい状況の中で、改めて自分もしっかり気を引き締めて頑張っていかなければならないと強く感じております」

 投票率は52.16%と、前回の衆院選よりも3.71ポイント低くなりました。