東日本大震災で被災した沿岸部の緑をよみがえらせようと、仙台一高の硬式野球部員が外来植物の駆除や植樹を行いました。

 4日若林区の荒浜地区では、仙台一高硬式野球部の部員37人が、繁殖力の高い外来種セイタカアワダチソウの駆除をしたり、法面に雑草が生えるのを防ぐシートを張ったりしました。

 そして、沿岸部の緑の復活を願い高さおよそ2メートルのエゴノキを植樹しました。

 この活動は震災で被災した沿岸部の緑をよみがえらせる仙台市の「ふるさとの杜再生プロジェクト」の一環として行われました。

 荒浜からおよそ3キロ内陸にある仙台一高野球部の練習グラウンドは震災の津波被害に遭い、震災の記憶を継承しようと2020年からこのプロジェクトに参加しています。

仙台一高硬式野球部1年萩原悠太さん「次世代につないでいって、どんどん他のみなさんにこの活動が知られていくような存在である木になってほしいです」