部活動の地域移行が進められる中、指導者不足が課題となっています。仙台市の経済団体がクラウドファンディングで資金を集め、アスリートを派遣する取り組みを始めます。
仙台経済同友会は、会員企業がスポーツの経験者を採用し副業などの制度を使い公立中学校に指導者として派遣する取り組みを2022年に開始しました。
これまで2つの学校に2人を派遣していますが、取り組みを拡大させようとクラウドファンディングを始めます。
仙台経済同友会西井英正代表幹事「地域の力を結集し、子どもたちが夢を追いかける。こういった環境を創出したいと考えております」
このプロジェクトには、仙台89ERSの志村雄彦社長と元女子バレーボール日本代表の佐藤あり紗さんも参加し、集まった資金を活用し各地の中学校で指導します。
部活動の地域移行をめぐっては、指導者不足が課題となっていて経験豊富なアスリートを派遣することで、子どもたちに質の高い指導を提供したいとしています。
仙台89ERS志村雄彦社長「社会課題をどうやって解決していくかという大きなテーマの中で我々ができることがあるんじゃないかと。プロの選手やコーチに触れることができるっていう機会を僕らは作るべきだと思っている」
元女子バレーボール日本代表佐藤あり紗さん「スポーツを通して、チーム作りや仲間作り、相手を思いやる心を伝えられるような時間にできたら良いなと思っています」
クラウドファンディングは、早ければ12月中にも始めるということです。