宮城県大河原町の集合住宅で、職員の確認不足により漏水事故が発生し約2200万円の損害が生じていたことが分かりました。
町によりますと9月、大河原町緑町の集合住宅で翌日から入居する住民のために、下水道課の職員が外にある止水栓を開ける作業をしました。
しかし、部屋にはトイレが設置されておらず水道管がむき出しになっていたため、水がそのまま流れ出したということです。
約8時間にわたり4トンほどが漏水し、この住宅と下の階の5つの住宅の床や家財などが水浸しになりました。
職員が手順書に定められた水道メーターの確認をせずに、現場を離れたことが要因とみられています。
修繕費用などを含む損害賠償は2234万円に上り、町は保険で1500万円を賄い残りは水道事業会計から負担することにしています。
町は「多大なご迷惑をお掛けしました。再発防止に努めます」とコメントしています。