先週の日経平均株価は一時4万円台を回復しましたが、その後は3日続落。10日の終値は3万9190円と、年末の終値から700円以上値を下げました。
年明けから軟調傾向が続いている理由について、専門家はこう話します。
マネックス証券 広木隆氏 「トランプ次期大統領の政策ですね。関税とか移民を送還するとか、こういったものがインフレを助長する方向に働く。そうなるとインフレを抑えるために、FRBが利下げをできないという見方が強まり、金利が上昇している」
長期金利の上昇は、株式市場にとっては逆風となります。
年明けからのアメリカの10年物国債の利回りを見ると、およそ1.5ポイント近く上昇。日本の10年物国債の利回りも、一時1.2%まで上昇していて、およそ13年ぶりの水準になっています。
日経平均先物は、先週の終値から大きく値を下げていて、連休明けの東京市場も続落して取引を開始するとみられます。
(「グッド!モーニング」2025年1月14日放送分より)