4月に開幕する大阪・関西万博の目玉のひとつ、「火星の石」が政府が出展する「日本館」で展示されることが分かりました。

 展示される「火星の石」は、2000年に日本の観測隊が南極で採取した世界最大級の火星由来の隕石(いんせき)で、一般に公開されるのは初めてです。

 含まれる鉱物から、火星に水が存在した証拠になるとされていて、水などの「循環」をテーマとする日本館で展示することを決めたということです。

 これに加え、日本館では「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」から持ち帰った砂も展示を予定しています。

 砂からは、生命を形作るたんぱく質の材料となる「アミノ酸」が見つかっていて、生命の起源を探る展示としたい考えです。