日本製鉄によるUSスチール買収について、アメリカ鉄鋼大手のクリーブランド・クリフスのCEOが批判したことに対し、日鉄は、「偏った固定観念」などと反論しました。

 アメリカメディアはクリーブランド・クリフスが、鉄鋼最大手のニューコア・コーポレーションと提携し、USスチールを買収する可能性があると報じました。

 クリフスのゴンカルベスCEOは13日、日本製鉄の買収計画について「日本は自らが何者か理解していない」などと発言したうえで、USスチール買収への強い意欲を示しています。

 日鉄は14日、この発言に対し、「ゴンカルベス氏は、偏った固定観念に固執し続けている」と反論するコメントを発表しました。

 さらに、クリフスは、これまでも日鉄より低い金額で買収を進めようとしてきたとして、「日鉄の計画の範囲と規模に匹敵し得ない」と対抗姿勢を鮮明にしました。