ロックバンド「サカナクション」のマネジメント会社に「ライブを中止しないと誰かが私に刺されます」などとメールを送って業務を妨害したとして、ファンクラブ会員の26歳の男が逮捕されました。

 無職の鈴木啓太容疑者は、おととし10月から「サカナクション」のマネジメント会社に3回にわたり犯行を予告するメールを送り、ライブ会場の警備を強化をさせて会社の業務を妨害した疑いが持たれています。

 警視庁によりますと、鈴木容疑者はXで知り合った女性からアカウントなどを聞き出し、女性のメールアドレスで「ライブを中止しないと誰かが私に刺されます」「会場付近および駅前で大量に人が死にます」などと会社にメールを送っていました。

 取り調べに対し「私はやっていません」と容疑を否認しています。

 鈴木容疑者は8年ほど前からサカナクションのファンクラブに入っていたということで、警視庁が詳しい経緯を調べています。

 サカナクションのマネジメント会社とメンバー一同は「今回の逮捕が、ライブ・コンサートを含むエンターテインメントの現場における脅迫行為の抑止につながることを願っております」とコメントしています。