イーロン・マスク氏の宇宙企業「スペースX」が、巨大ロケットの打ち上げに失敗し、“破片”が落下する様子が各地で目撃されました。

 スペースXは、16日、アメリカ・テキサス州にあるロケット発射場から史上最大のロケット「スターシップ」の7回目となる発射試験を行いました。

 しかし、打ち上げからおよそ8分半後、交信が途絶え行方不明となりました。

 スペースXはSNSに「ロケットは上昇中に予定外の急速な分解が起きた」と投稿し、飛行中に爆発したことを示唆しました。

 その後、ロケットの破片とみられるものが落下する様子が、大西洋沿岸の広い地域で目撃されました。

 この破片落下により航空機が飛行ルートを迂回(うかい)したり、空港で出発が遅れるなどの影響が出ました。

 一方、今回の発射実験では、ロケットの1段目ブースターを発射台に戻すことに再び成功しました。