自身が顧問を務める吹奏楽部の男子生徒に対して「人として嫌なんだよ」と暴言を浴びせたうえ、両手で頭をつかむなどしてけがをさせたとして、61歳の教師の男性が停職処分を受けました。

 埼玉県内の中学校に勤務する男性教師は去年7月以降、吹奏楽部の中学3年の男子生徒に対して「人として嫌なんだよ」「ぶん殴りたい」などと暴言を浴びせたうえ、両手で頭をつかんだり黒板消しを投げ付けるといった体罰をしたとして、停職6カ月の懲戒処分を受けました。

 男子生徒は頭をつかまれた際に軽いけがをしています。

 県教育局によりますと、男性教師は部活動の練習中に生徒が音を間違えたことに対して別の生徒がいる前で暴言を発していて、「メンタルを強くしたいと思った」と説明しているということです。

 教育局は同じ中学校の校長についても管理不足だったとして戒告処分としています。