裁判での情状酌量を求め、水原一平被告は“仕事が忙しく経済的に厳しかった”と主張していましたが、アメリカの連邦検察が30日、「事実ではない」と反論しました。

 水原被告は申立書で「大谷翔平選手をサポートするため、高い家賃を支払い近くに住んでいた」としていていましたが、連邦検察の資料では、大谷選手のデビットカードで支払っていました。

 また、水原被告の「本の執筆やCM出演は大谷選手が断るように強制していた」という主張に対しては「むしろ大谷選手は申し出を受けるように勧め、実際に水原被告は1冊、執筆した」としていています。

 事件の原因について水原被告はギャンブル依存症と主張していますが、検察側は「長期の依存症ではない」と反論し、2月6日の量刑言い渡しでは、激しい攻防が繰り広げられそうです。