ワシントン近郊の上空で旅客機と軍用ヘリが衝突して墜落した事故で、アメリカの航空当局は軍用ヘリのフライトレコーダーを回収したと発表しました。

 アメリカのNTSB=運輸安全委員会は31日、軍用ヘリのコックピットの音声や飛行データのレコーダーを回収し、外部に損傷はなかったと明らかにしました。

 また、管制官への聞き取り調査を始めたということです。

 一方、トランプ大統領は記者団に対してヘリ側の高度が問題だったと改めて強調しました。

アメリカ トランプ大統領 「今回のケースでは軍用ヘリ側の高度が高すぎた。制限の200フィート(約61メートル)の倍の高さだった。あの高さにいるはずではなかった」

 大統領が正式な調査結果を待たず、事故の直後からヘリ側の高度や操縦を問題視するなど異例の状況が続いています。