本格的な救出作業への足がかりができました。埼玉県八潮市で道路が陥没してトラックが転落した事故で、穴の内部に入るためのスロープが完成しました。
(社会部・阿部佳南記者報告) 事故から4日以上が経ちました。1日の昼前に穴の中に入るためのスロープが完成し、今、中に下りている重機でがれきや掘り出した土の撤去を行っているところです。
県は先月31日の時点で重機が入れるようになるのは今月1日夕方以降としていましたが、作業が前倒しで進みました。
この後は救助隊員の手で掘り進めて運転手の男性がいる場所を特定するという流れになります。
これまで穴の中では破損した下水管や雨水管から流れた水が救助の妨げになることがあり、県などは周辺住民に対して下水道の使用制限を呼び掛けていました。
また、2日は県内で雨や雪が降る予報のため、水量を抑えるために今後数日は排水を極力控えてほしいとしています。
1日も夜通しの作業が進められることになります。