アメリカ政府の船舶がパナマ運河を通航する際、無料で利用できるようになったと国務省が発表しました。

 アメリカ国務省は5日、「パナマ政府はアメリカ政府船舶のパナマ運河通過に今後は料金を課さないことに同意した」と発表しました。

 パナマ運河の通航料が無料になることで年間、数百万ドルの予算を削減できるとしています。

 トランプ大統領はこれまで、通航料が高すぎると懸念を示し、パナマ運河を取り戻すと発言していました。

 アメリカはパナマ運河の現状に関し、中国が実質的に運河の管理権を支配していると指摘しています。

 今週、ルビオ国務長官はパナマを訪問し、ムリノ大統領に対して「現状を変える措置を講じない場合、必要な措置を取る」と警告していました。