AIアクションサミットの首脳級会議にあわせて近くのイベント会場にはAIを搭載した最新の兵器が展示されました。

 フランスの大手軍事・防衛会社の「タレス」が11日、AIアクションサミットの開催にあわせて、AIを搭載した兵器の展示会を開きました。

タレス社 担当者 「最初のドローンが到着したら煙幕を放ち、他のドローンは進んで赤外線で煙幕に覆われた地上を照らします。その間、光学カメラ付きのドローンが赤外線カメラ付きのドローンを追い、煙幕を抜けると敵を奇襲して情報を得て無線で送信します。このように(AIで)ハイブリッド化につながります」

 従来はコンテナ並みの大きさだったという機雷を探知する機械は、AIを搭載したことで性能が各段に上がり、折りたたむと手提げかばんほどの大きさになります。

 AIを使った兵器は、ロシアによるウクライナ侵攻やイスラエルによるガザ地区への攻撃などですでに導入されていますが、今回のサミットで採択された共同声明では直接の言及はありませんでした。