冬山での遭難事故に備えようと、宮城県川崎町で救助訓練が行われました。
男性が雪崩に巻き込まれたという想定で、警察官や地元の山岳遭難救助隊員ら約20人が参加しました。
参加者はビーコンという装置を使い、遭難した人の位置を確認するとスコップなどで雪を除き救助に当たり、遭難者を発見すると体温の低下を防ぐためお湯が入ったパックを心臓付近に当てるなどしていました。
救助隊員「要救助者はなるべく歩かせない動かさない。水平のまま血液流が移動しないように、水平のまま移動させます」
大河原警察署相沢篤地域課長「冬山登山に関しては、他の季節と異なってより専門的な知識が必要となる。決して無理な登山をしないように登山者の方には気をつけていただきたい」
宮城県警によりますと、2024年に発生した山岳遭難は21件と前の年より1件増えていて、うち2人が死亡1人が行方不明となっています。