12日の東京株式市場の日経平均株価は前日のニューヨーク市場で好決算企業の株が買われ、主要な株価指数が上昇した流れを受けて値上がりしました。

 午前中の取引では上げ幅が一時、300円を超えて節目の3万9000円台を回復しましたが、買いが一巡した後は「トランプ関税」への懸念からトヨタやホンダなど自動車関連株が軒並み売られ、下落に転じる場面もありました。

 この日の終値は10日に比べて162円高い、3万8963円でした。

 外国為替市場の円相場は、円安が進んでいます。

 アメリカの中央銀行にあたるFRB(連邦準備制度理事会)のパウエル議長が利下げに慎重な姿勢を示し、長期金利が上昇したことから、運用に有利なドルを買って円を売る動きが優勢となりました。

 12日午後4時半現在、1ドル=153円台半ばで推移しています。