医療費が高額となる場合に自己負担を抑える「高額療養費制度」を巡り、立憲民主党は政府の検討する負担上限額の引き上げを凍結するための法案を来週にも提出します。

　高額療養費制度を巡っては、政府は8月から自己負担分の上限額を段階的に引き上げる方針ですが、立憲は「がんや難病の治療が続けられなくなる」と凍結を求めてきました。

　法案では、患者の負担上限額の引き上げを検討する際には家計に与える影響や医療費の負担が大きいことを理由に受診控えにつながらないように考慮することや事前に患者団体からの意見聴取を義務付けることなどを定めます。

　早ければ来週にも国会に提出する予定で、日本維新の会や国民民主党など他の野党にも協力を呼び掛けたい考えです。