大手オークション会社のクリスティーズでAI(人工知能)を使って制作されたアート作品のみを集めたオークションが開催されることが発表され、アーティストなどから批判の声が上がっています。
クリスティーズはAIが制作したアートだけを集めたオークションを今月下旬からニューヨークで開催すると発表しました。
ただ、出品予定の作品に対し、制作に「他のアーティストの同意を得ずにトレーニングされたAIが使用されているのではないか」との批判が上がっています。
オークションの中止を求めるアーティストらはネット上に公開した書簡で著作権侵害の可能性を指摘していて、4500人以上が署名しています。
一方、AIを使った作品を出品するアーティストの1人、アナドール氏は自身のSNSで公開書簡を安直な批評だと非難し、「参加しているアーティストの大半が独自のデータベースを使用している」と著作権侵害の指摘を否定しています。