トランプ大統領が住民を移住させて再開発をする意向を示しているガザ地区について、隣国のエジプトが独自の計画を発表しました。

 エジプトの外務省は11日、「パレスチナ問題を解決することで地域の平和を達成するため、トランプ大統領と協力したい」と声明を出しました。

 一方で、トランプ大統領が掲げるガザ地区の住民を移住させる構想については改めて否定的な姿勢を示し、「パレスチナ人が自分たちの土地にとどまることを保証するガザ再建計画を提示する」と明らかにしました。

 この問題の解決にはパレスチナが独立国家を樹立し、イスラエルと「2国家解決」を実現することだと強調しています。

 トランプ大統領はエジプトやヨルダンが住民の受け入れを拒んだ場合、両国への支援を見合わせる考えを示しています。

 エジプトのシシ大統領とトランプ大統領は会談する予定でしたが、中東メディアは延期されたと報じています。