各地で被害が出ている今季最長寒波。長引くことで、より危険度が高まると専門家は指摘します。一体いつまで続くのでしょうか。
■積雪増加し続け…被害相次ぐ
日本列島を襲った今シーズン5度目の寒波。雪は広い範囲で降り続け、19日午後には大阪でも…。
気象庁 野村竜一長官 「強い寒気が流れ込んで日本海側を中心に大雪となる可能性があります」
何台もの除雪車が行き交う札幌市。
市内の道路は渋滞。事故も発生しています。
バスをよけようとしたのでしょうか、乗用車が雪の壁に乗り上げてバランスを崩し、バスにぶつかっているように見えます。
特に積雪が急増している新潟県。
除雪作業中の人 「やったところが積もってる」
新潟県南魚沼市の三国街道塩沢宿。かつて宿場町として栄えた町は、配達員の姿もかすむほどの雪に。
観光客を呼び込もうにも、各地はこの雪です。
線路には固く積もった雪。普段、観光客が降り立つホームも19日は雪で覆われ、雪かきはもちろん手作業です。
豪雪で知られる山形県の肘折温泉では断続的に雪が降り続き、積雪は3メートルを超えました。時折、つむじ風のように雪が舞い上がる場面も。
そして、19日は雪になれない太平洋側でも雪が。
アメリカから出張 「びっくりした。天気予報見るべきだったが雪に降られて困ってます」 「(Q.時間は間に合う?)しょうがないです。でも何で来ないタクシー」
四日市駅前のタクシー乗り場は行列。
■“長期間”居座り危険度高まる
広い範囲で降り積もる雪。この強烈寒波いつまで。
今村涼子気象予報士 「今回の寒波の影響、きょうで3日目。まだ半分も過ぎていない。この後、寒波は週末にかけてさらに週明け月曜日まで居座る。3連休が終わるまで寒波の影響が長く続く」
寒波が開ければ2月下旬、寒さが緩む時期です。
今村涼子気象予報士 「リスクが高まってくるのが雪の重みによる事故。屋根からの落雪もこれまで以上に重たい固い塊が落ちてくるため、除雪中の事故なども本当により慎重な対応が求められる」