ミャンマーの国境地帯にある犯罪組織の拠点にいた大量の中国人の強制送還が始まりました。容疑者1人に警官2人を配置する厳戒態勢が敷かれました。

 20日午後5時ごろ、ミャンマーの国境地帯で特殊詐欺を働いていたとされる中国人約50人が江蘇省南京市の空港に到着しました。

 20日から数日をかけて約1000人の中国人が強制送還される予定です。

 容疑者1人につき警官2人が現地まで派遣され、強制送還する厳戒態勢が敷かれました。

 中国公安省は「1月末からタイ・ミャンマーと協力し、特殊詐欺の拠点の壊滅に努めてきた重要な成果だ」と強調しています。