新年度予算案を巡って自民党の坂本国対委員長は、憲法の規定で予算案が年度内に自然成立する来月2日までの衆議院通過は「厳しい」との認識を示しました。
自民党 坂本国対委員長 「当初は28日以内とか、それから(来月)1日未明とかいうことを考えていましたけども、今の日程感で言えば(衆院通過は)厳しいということになります」
与野党は延期となっていた安倍派の元会計責任者の参考人招致について、今月27日に聴取を行う方向で大筋合意しました。
ただ、野党側は聴取後に予算委員会で集中審議を行うことなどを求めているため与党側が当初、目指していた来月2日までの衆院通過は困難な情勢です。
一方、自民党と公明党の幹事長は「年収の壁」を巡る国民民主党との協議について「178万円」までの引き上げを目指すことを法案に明記する考えで一致しました。
ただ、国民民主党は年収制限の撤廃などを求めていて、合意の見通しは立っていません。