不適切な選挙ポスターを規制する公職選挙法の改正案が衆議院の特別委員会で与野党の賛成多数で可決しました。
改正案は去年の東京都知事選挙で候補者と関係のないポスターが多数掲示された問題などを受け、選挙ポスターの品位を保つ規定を新たに設けます。
候補者の名前をポスターの見やすい位置に記載することを義務付け、商品広告などの営利目的で掲載した場合は100万円以下の罰金を科すとしています。
付則には当選する意思のない候補者が別の候補者を応援する、いわゆる「2馬力」選挙やSNS上での偽情報の拡散などへの対応策を検討することも盛り込んでいます。
近く衆議院本会議で可決された後、参議院での審議を経て今の国会で成立する見通しです。
夏の東京都議会選挙や参議院選挙での適用を目指します。