全国のトップを切って、養殖ワカメの初入札が宮城県気仙沼市で行われました。燃料費の高騰が大きな負担となる中、前年より2000円ほど高い価格で取引されました。

 三陸ワカメで知られる宮城県産の養殖ワカメの入札会には、気仙沼市や石巻市などで収穫され塩漬けにした塩蔵ワカメ約26トンが出荷されました。

 三陸ワカメは、肉厚でシャキシャキした歯ごたえが特長です。

 入札会では、全国から訪れた買い付け業者が色や形、香りなどを確かめながら値段をつけていきました。

 買い付け業者「前年より状態が良いと思う。価格の上がりすぎは良いことではないので、前年並みくらいで収まればと思っています」

 今シーズンは、海水温が高かった影響で生育が1カ月ほど遅れているものの、例年並みの品質に仕上がっているということです。

 ワカメのボイル作業は、燃料の重油を1カ月で2000リットル使います。

 価格は前年と比べて1リットル当たり7円ほど値上がりしていて、生産者の大きな負担になっています。

 初入札では10キロ当たり平均1万6040円と、前年の初日より2000円ほど高く取引されました。

 県漁協わかめ・こんぶ部会及川文博会長「物価が上がって大変なので、一定の値段で売れれば良いのかなという感じです。高いと消費者も手を出しにくいので、まず程々の値段でいってほしいと思います」

 三陸ワカメの出荷は5月まで続き、県漁協では約1万トンの生産を見込んでいます。