アメリカのトランプ大統領が国防総省のナンバー3に指名したエルブリッジ・コルビー氏は、日本の防衛費についてGDPに対し3%に引き上げるよう求めました。
国防次官に指名されているコルビー氏は4日、人事承認を巡る議会上院の公聴会で、日本政府に対して「なぜ脅威に見合ったレベルの支出をしないのか」と防衛費の低さを問題視しました。
議員に対して書面で行った回答のなかでも、コルビー氏は「中国や北朝鮮という直接的脅威にさらされる日本が防衛費に2%しか費やしていないのは理にかなっていない」「明らかに不十分だ」と不満を表明しました。
同盟国は「自国の防衛に多くの費用を費やすべきだ」として、日本政府に対して「できるだけ早く、少なくともGDP比で3%を防衛費に充てるべきだ」と求めました。
台湾については、防衛することが「アメリカの核心的な利益」になるとの立場を示したうえで、防衛費を10%程度まで引き上げるべきだと強調しました。