岩手県大船渡市の山火事発生から5日で1週間です。市内では火災発生後初めて雨や雪が降っています。

 (中森至記者報告)  大船渡町の大船渡中学校前からお伝えします。

 こちらでは5日未明から湿った雪が降り始め、午前7時ごろから雨へと変わり、次第に強まってきています。

 そして後ろ、海を挟んで見えるのが赤崎町です。白くくもって見えますが、4日まであちらの山から火の手が上がっていましたが、現在は確認できません。

 また、5日午前5時半ごろまで永浜地区方面の山にオレンジ色の火が見えていましたが、雪や雨の影響か、次第に消えていく様子が見られました。

 ようやく待ち望んていた雨が降り、避難されている人からは安堵の声が聞かれました。

避難している人 「ありがたい雨。やっと降ったかという感じ」

 山火事による焼失面積は4日の発表より300ヘクタール増加し、およそ2900ヘクタールに拡大しました。

 依然として予断を許さない状況が続くなか、現在も懸命な消火活動が行われています。