アメリカとロシアが外交関係の改善を協議するなか、ロシアのプーチン大統領は新たな駐米ロシア大使を任命しました。

 プーチン大統領は6日、ロシア外務省のアレクサンドル・ダルチエフ北大西洋局長を駐米ロシア大使に任命する大統領令に署名しました。

 駐米ロシア大使のポストは去年10月以降、空席となっていました。

 独立系メディアによりますと、ダルチエフ北大西洋局長は和平交渉開始の条件としてウクライナへの武器供給の停止やウクライナから西側各国の傭兵や教官を撤退させること、ロシアが占領している領土の承認などを挙げているということです。

 ロシアとアメリカの代表団は2月18日にサウジアラビアのリヤドで会談し、外交関係を改善することで合意しました。

 その後、27日には大使館業務の再開についての協議をトルコで行い、ダルチエフ氏らが参加していました。