ロシアのプーチン大統領がウクライナでの戦死者の遺族らを前に「我々のものは何一つ手放さない」などと述べ、和平交渉に向けては譲歩する意思がない姿勢を改めて示しました。
6日、戦死者の遺族らとの会合に出席したプーチン大統領は「ロシアにとって長期的な安全を確保しなければならない」と侵攻の意義を強調したうえで、「他人のものは必要としないが、我々のものは何一つ手放さない」などと従来の主張を改めて繰り返しました。
アメリカのトランプ大統領が4日の施政方針演説で、ロシアの和平に向けた姿勢を「強いシグナル」と表現した一方、プーチン大統領の主張に変化は見られないことを浮き彫りにした形です。