今後3カ月の主食用米の価格の見通しを表す指数が前の月から大幅に低下し、先高感が収まっていることが分かりました。
コメの販売事業者などで構成される「米穀安定供給確保支援機構」は、コメの需給動向や価格水準などを把握するために毎月、生産者などに調査を行っています。
今後3カ月の価格の見通しを示す数値では100に近付くほど高くなるという見方が強まりますが、2月の調査は「54」と前の月の「77」から大幅に低下しました。
低下した理由について米穀機構は「政府による備蓄米の放出が考慮されたのでは」としています。
一方、現状については前の月に比べると「やや増加」し、調査を始めた2012年以来、過去最高となりました。