東京電力は福島第一原発2号機から2回目の取り出しを行い、回収した核燃料デブリの重さがおよそ0.2グラムだったと明らかにしました。

 東京電力は24日、福島第一原発2号機の2回目の試験的取り出しで回収されたデブリの画像を公開しました。

 黄色がかった直径およそ4ミリの粒の他、複数の細かい粒が見えます。

 前回の取り出しでは、およそ0.7グラムが回収されましたが、今回は合わせて0.2グラムほどでした。

 福島第一原発の1号機から3号機には核燃料などが溶けて固まったデブリが合わせて880トンあるとみられています。

 試験的取り出しでは、当初使用予定だったロボットアームに不具合が見つかるなどしたため、釣り竿型の装置を使用していました。

 東京電力は今後の取り出しについてはロボットアームを用いる方針です。