加藤財務大臣は、日本時間の25日午前4時から行われた日米財務相会談で、「米国から為替の水準の目標や管理する枠組みなどの話は全く無かった」と述べました。
加藤財務大臣とアメリカのベッセント財務長官は、日本時間の午前4時からおよそ50分間、会談しました。
2人が対面で会うのは初めてです。
加藤大臣は、冒頭で「米国による一連の関税措置は極めて遺憾である」と述べ、「日米貿易協定との整合性に懸念のある、こうした措置の見直しを強く申し入れた」ということです。
為替については、水準は市場で決定されること、過度の変動や無秩序な動きは経済及び金融の安定に対して悪影響を与えることなどを再確認したとしています。
また、日米の関税を巡る交渉に関連して、「為替に関して引き続き、緊密かつ建設的に協議を続けていくことで一致した」と述べました。