学校現場などでの感染対策を強化する仙台市の方針を受け、一部の公立学校で部活動の自粛や時差登校が始まりました。

　仙台市教育委員会は、子どもの感染防止策として市立の中学校や高校で部活動を自粛し、一部の学校には時差登校の実施を求めています。

　このうち、青葉区の仙台青陵中等教育学校では、通学の時間帯の混雑を避けるため全校生徒の半数に当たる３８５人に対して、２日から始業時間を１時間遅らせる時差登校を行っています。

　また、学年やクラスを超えた活動を避けることで感染拡大を抑え込むため、部活動も自粛します。

　仙台青陵中等教育学校大黒知行教頭「家庭内感染や学校内において、感染が広まっている状況に鑑み判断しました。まずは子どもたちの安全・安心、健康を第一に考えております」

　オミクロン株が猛威を振るう中、生徒は不安を抱きながら本格的な受験シーズンを迎えています。

　鈴木奏斗アナウンサー「こちらの学校では、受験を控えた生徒を中心に自習できるスペースを開放しているんですが、感染リスクを心配し自宅での学習に切り替える生徒もいるということです」

　このため、こちらの学校では、教員がオンラインで生徒の質問や相談を受け付けるなどサポートに当たっています。

　仙台青陵中等教育学校大黒知行教頭「平時でも受験に対するストレスがあるかと思うが、それに加え、コロナへの不安というストレスもあると思います。生徒が力を十分に発揮できるように学校として支援したいと考えております」