宮城県の女川原発で、10日から3日間行われる原子力総合防災訓練の詳細が発表されました。

 女川原発での原子力総合防災訓練は、国が主催する初めての訓練で、石巻市で震度6強を観測する地震が発生し、2号機で炉心が損傷する重大事故が起きたという想定で行われます。

 訓練では、内閣府の副大臣や県の職員を自衛隊の輸送機などでオフサイトセンターへ搬送する訓練や、岸田総理らが参加してテレビ会議を開いて、情報共有や住民を守るための手順などを確認します。

 避難訓練には住民が参加する予定でしたが、感染拡大を受け見送られました。

 代わりに市や町の職員が住民役を務める予定で、村井知事が視察するということです。