宮城県は、安全対策が必要な農業用施設に、今回死亡事故が起きた栗原市のため池が含まれていなかったことから、今週中に改めて各地で調査する方針です。
県によりますと、2021年度の時点で県が把握している安全対策を優先すべき農業用施設は県内に102カ所ありますが、この中に、今回死亡事故が起きた栗原市のため池が含まれていなかったことが分かりました。
県は、今週中に改めて各地で農業用施設の安全点検を行う方針です。
点検の対象は、ため池のほか集落や通学路の近くにある用水路や水をくみ上げるポンプ場なども含まれているということです。
また、県は補助事業として対策工事費の4割を支援していて、対策が必要なため池を所有する市町村や土地改良区に工事を促すことにしています。