高齢ドライバー対策を柱とした改正道路交通法の施行を前に、新たに導入される運転技能検査のデモンストレーションが行われました。

 デモンストレーションは宮城県警が実施したもので、高齢ドライバー7人が参加しました。

 13日に施行される改正道路交通法では、高齢ドライバーの操作ミスによる交通事故が全国的に相次いだことを受けて、免許の更新制度が見直されました。

 現在の制度では、75歳以上のドライバーには認知機能検査と高齢者講習が義務付けられていますが、改正後は、一定の期間内に信号無視やスピード違反などの違反歴がある人は運転技能検査に合格しなければなりません。

 検査項目は、指示したスピードで走行できるか、一時停止、右折と左折、信号の通過の講習で実施されている4項目に、新たに段差乗り上げが加わりました。

アクセルとブレーキを正しく操作して、段差の上に書かれた停止線で止まれるかどうかを確認します。

 参加者「私も81歳ですけど毎日運転してますんで、気楽なつもりでやったんですけど、やっぱり注意は受けましたね」

 運転技能検査は教習所で実施され、宮城県内では1年間に約3000人が対象になる見込みです。