リクルートが宮城県民を対象に、住み続けたい自治体がどこなのかを調査しランキングを発表しました。1位が富谷市で2位が利府町でした。
不動産情報サイトを運営するリクルートは、2月から3月にかけて今住んでいる自治体に今後も住み続けたいかどうかをインターネットで尋ね、県民約1万5000人から回答を得ました。
その結果、1位は富谷市、2位は利府町、3位は仙台市太白区でした。
仙台市はすべての区がトップ10入りし、そのほかは仙台市近郊の自治体となりました。
1位の富谷市が人気を集めた主な理由としては「子育てに関するサービスが充実している」「魅力的な働く場や企業がある」という回答になりました。
この結果について富谷市の若生裕俊市長に聞くと。
若生裕俊市長「大変うれしく思っています。3年間、待機児童ゼロを達成していますし、18歳までの(初診料を除いた)医療費無料化を所得制限を撤廃して支援させていただいている」
19日は、とみや子育て支援センターで2歳半の健診があり、受診した親子に富谷市での暮らしについて聞きました。
母親「引っ越してきて。仙台市泉区の方なんですけど。子育て世帯が多いし、離乳食づくりの講座とか支援の方が充実しています。安心感はある。このまま(支援が)続いていってほしいな」
「未就学児の遊び場をやってくれていたりする。街中すぎず、田舎すぎず。ちょうどいい」
一方で課題もあります。約5万2000人に達した富谷市の人口の増加は鈍りつつあり、高齢化も避けられません。
若生市長は今後のまちづくりについて次のように話しました。
若生裕俊市長「進学なり就職で離れられても、結婚して子育てはやっぱり富谷がいいよねという人を増やしていくことが大事」