患者の搬送先がすぐに決まらない「救急搬送困難事案」の宮城県全体の件数が、新型コロナの感染が急拡大した7月は、6月の約1.7倍だったことが分かりました。
救急搬送困難事案は、救急隊が患者の受け入れについて医療機関へ4回以上問い合わせたうえ、現場の滞在時間が30分以上となったケースを指します。
宮城県のまとめによりますと、先月、県内11の消防本部で発生した救急搬送困難事案は634件で、6月の365件の1.73倍になりました。
消防本部別では、仙台市が391件、塩釜地区が80件、名取市が45件などとなっています。